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日本語日本文学科

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福岡大学人文学部日本語日本文学科卒業生の言葉

■小山田 理恵さん(LJ990503) 

私が日本語日本文学科を卒業してこの春で6年になる。その6年で就職・結婚を経験し
今では1児の母となってしまった。月日は早い。しかしその日々と比べても少しも色褪
せることなく常に新鮮な印象を保ち続けている思い出は学科で学んだ4年間である。
先生方には文献の調べ方から趣味の話まで親身になって話を聞いて頂いた。厳しいご指
導の裏にはいつも家庭的な温かさがあった。学科で学んだことは数限りなくあるが、私
にとって大きなことは本が「読む」という対象だけではなく、調べるもの、ひいてはそ
の作者の人生を辿る為のツールであるという新しい見方を教えて頂いたことだ。活字を
通し沢山の人の様々な生き方を学んだ。今の私の実生活に深く結びついている。日文に
は、皆で一緒に履修する授業が多く、また訪書旅行というイベントがあったお陰か大学
4年間に渡って同期の友人とは離れることなく仲良くさせて貰った。大学の教室のみな
らず、行き帰りのバスの中、果ては居酒屋でまで作家や日本語についての話で盛り上が
ったことは得難い体験だった。今でもそういう雰囲気に包まれていたら嬉しく思う。
「さまざまの事思ひ出す桜かな」芭蕉の句のようにこの桜の季節に貴重な日々を思い出し、
同時に今も日文という学び舎で活躍する後輩を羨ましく思う。

※日本語日本文学科の卒業生・在学生の方へ
在学中の思い出や、後輩へのメッセージを募集しています。お寄せいただいた作品は、
採用されましたらこのページに掲載されます。400字ほどの原稿をメールにてお送りください。
メール info@fukuoka-human.jp 

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